アクセスいただきありがとうございます。
Twitterマーケティング研究中のWebライター樋口正です。
「ビジネスや集客で必要なので、Twitterでフォロワー数を増やしたい」
「自分の作品や商品をもっとTwitterを通して色んな人に知ってもらいたい」
上記のようなご要望をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
そんなあなたのために、ビジネスマン必須の教養である「ランチェスター戦略」を応用し、「Twitter上でフォロワー数を伸ばす方法」について解説します。
Twitterを戦略的に運用していけば、着実にフォロワー数を伸ばすことができます。
私も、11月初旬から戦略的にTwitter運用を開始した結果、フォロワー数が1月程度で400名程増えました。
下記記事を執筆した段階(1ヶ月前)はフォロワー数が100名程度でした。
現に、Twitter戦略のプロ中のプロである広瀬隆雄さん(a.k.a.じっちゃま)と、田端信太郎さんも以下のようにおっしゃっています。
ホントに頭よければ必ずフォロワー数増やすことできますよ。必ず(笑)😂
— じっちゃま (@hirosetakao) December 3, 2019
だから、じっちゃまが言う「SNSほど残酷なツールはない。学歴も、性別も、資産も、資格も何も要らない完全に自由な競争の場。フォロワーが増やせない奴は、ただ、ひたすら、頭が悪い、魅力がない。センスがない。」というのはよく分かります。 https://t.co/R6MkheShTp
— 田端信太郎@田端大学塾長である! (@tabbata) December 3, 2019
じっちゃまは「頭がよければ」とおっしゃっていますが、私の見解では「頭」の部分が「ランチェスター戦略」に当たります。
私は本業でもTwitter運用をしているため、Twitterマーケティングを研究する必然性があります。
本業のTwitter運用も、色々な制約(企業なので「炎上に注意しろ」とか言われて使える戦術に制限がかかりすぎる)がありつつも後述する「ランチェスター戦略」およびそれを応用した戦術を用いることで着実にフォロワー数を伸ばしていくことができています。
本記事で「ランチェスター戦略」を理解して、Twitterのフォロワー数を着実に伸ばせるようになりましょう。
個人がTwitterでフォロワー数を伸ばすことのメリット
個人がTwitter上でフォロワー数を伸ばすメリットについて以下に挙げてみました。
就活をしている学生:
Twitterマーケティングの重要性を理解している先進的な企業の採用担当者に、「SNSマーケティング力/文章作成力/コミュニケーション力/人脈力」を示せるので、「広報/マーケティング/営業担当として即戦力になりうる」と判断され、就活を有利に進めることができる。
以下証拠
社員全員がTwitterやってたら、、
— 杉浦日向子🐰インターンCEO (@LOGZ_hnk) December 2, 2019
・タダで採用できる
・タダで広報できる
・タダで人脈できる
最高なのでは??
会社員:
業界や業種をまたいで自分の関心領域と近い関心を持っているビジネスマンと繋がることができる。その繋がりが、転職や副業、独立する際に役立つ。
現に最近「Twitter転職」をされているツイッタラーをよく見る。副業でTwitterで集客しお金を稼いでいる人をよく見る。Twitterマーケティングで独立している人もよく見る。
以下証拠
◾︎起業1年目にやったこと
— 秋山祐太朗@元銀行員CEO(Chief Enkai Officer) (@YutaroAkiyama) December 3, 2019
〜パート1〜
(1)起業アイデアを1000個考える
→強み×ニーズ×市場規模で分析
→資金調達済
(2)営業で収益を確保
→格好つけず全力で稼ぐ
→黒字化達成
(3)採用に命をかける
→Twitter経由で20人採用(現在)
→コスト0
RT30超えたら2以降もやります!
(流れに乗ってみます)
45歳になって会社から肩たたきされても、今更就職活動なんて無理って思いますよね。私もそうです。
— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) November 30, 2019
でもTwitterで2万人くらいフォロワーがいれば「本日付でクビになりました、どなたか雇ってもらえないでしょうか」と呟けば、まぁなんとかなるかも。言いたいことはフォロワー増やす面白い呟きしろと。
個人事業主や中小企業の経営者、アーティストやクリエイター:
自分の作品や商品を知ってもらうことで、新しい顧客を獲得できる。また、ファンとのつながりを保ち続けることもできる。
Twitterでフォロワー数を伸ばすことにメリットが多いことは改めて理解いただけたのではないでしょうか。
「弱者の戦略」と呼ばれるランチェスター戦略とは?ビジネスマンなら必須の教養
ランチェスター戦略とは元々、イギリスの航空工学の研究者であるランチェスターさんが第一次世界大戦時に提唱した軍事戦略でした。日本の経営コンサルタント田岡信夫さんが後に「ランチェスター経営戦略」としてビジネス理論に応用されました。
ランチェスター戦略については、詳しくは以下の記事をご参照ください。
企業経営者の方やマーケティング担当者の方にはよく知られいている、「ビジネスマン必須の教養」です。
名経営者との呼び声が高い数々の経営者の方々も、ランチェスター戦略を実践されています。
古くはパナソニック創業者の松下幸之助さん、最近だとHISの澤田秀雄さん、ソフトバンクの孫正義さんなど、数々の名経営者たちがランチェスター戦略を応用され、企業経営において実績を上げられてきました。
詳しくは以下の記事をご参照ください。

ランチェスター戦略では、市場における1番手が「強者」、2番手以降は全て「弱者」と定義されます。
例えば、「日本の自動車業界」で言えば「強者」はトヨタ、「弱者」はトヨタ以外(日産、ホンダなど)ということになります。
もしあなたがビジネスマンやアーティストであれば、ほとんどの方は、「弱者」に定義されるでしょう。
ですが、ランチェスター戦略は「強者」、つまりナンバーワンになるための戦略です。
では、「弱者」が「強者」になるための戦略とは何か?
それは、「自分がナンバーワンになれる市場を作る or 自分がナンバーワンになれる市場を見つけ、そこで圧倒的にコミットし、ナンバーワンになる」という戦略です。
どこでも良いからナンバーワンになる。ナンバーワンでなければ選ばれないからです。
例えば。
今の時代は違うのかもしれませんが、私が小学校時代、モテていた男の子は「マラソン大会で1位の男の子」でした。
1位の男の子は「足の速い男の子」として抜群にモテていましたが、2位以下の男の子は1位の男の子ほどモテてはいませんでした。
次に、商品を買うときのことを考えてみましょう。
私はバスケット漫画『スラムダンク』の大ファンです。
「バスケット漫画」は『スラムダンク』で十分だと思っているので、『スラムダンク』以外のバスケット漫画である『あひるの空』や『黒子のバスケ』といったバスケット漫画を友人や知人からおすすめされても、なかなか手が伸ばせません。
私の中では、『スラムダンク』が「バスケット漫画」というジャンルで不動のナンバーワンだからです。
このように、ナンバーワンであると、選ばれる。
ナンバーワン以外は見向きもされません。
ビジネスにおいては顧客に選ばれなければ意味がないわけですから、「ナンバーワンになることで選ばれることを目指そう」というのがランチェスター戦略の基本的なアイデアです。
バスケット漫画の例に戻ります。
それでは、『スラムダンク』以降のバスケット漫画は、正々堂々、『スラムダンク』に真っ向勝負を挑むべきなのか?
ランチェスター戦略に基けば、答えはもちろん”No”です。
『スラムダンク』のような「王道のスポーツ漫画」としてのバスケット漫画以外にも売れているバスケット漫画はある。
例えば。
私の分析では、『黒子のバスケ』には「美少年しか出てこない」といった訴求ポイントがあります。
他にも色々とあるのだと思いますが、「美少年しか出てこない」ので、女性ファンは安心して読むことができるでしょう。
つまり、「美少年しか出てこないバスケット漫画」としては『黒子のバスケ』がナンバーワン、ということです。
このように、「市場」や「ポイント」をずらすことで、ニッチなジャンルでナンバーワン(つまり「強者」)にになることは可能なのです。
ここがポイントです。
なぜランチェスター戦略がTwitterに効く?→Twitterは個人戦だから
Twitterは個人戦です。
お金をじゃぶじゃぶ使って広告を打てばフォロワー数が増えるわけではありません。
以下の記事でも分析していますが、フォロワー数ナンバーワンのツイッタラーはお笑い芸人の有吉弘行さんです。他にも企業のTwitterアカウントよりもフォロワー数が多い個人は腐るほどいます。
つまるところ、TwitterはTwitterを運用している個人対個人の戦いなのです。
じっちゃまも以下のようにおっしゃっています。
そもそも論として、SNSは「個の時代」なのだから自分が目立たないと意味ないし、チームプレイではなく個人技の世界です。こころの持ち方として、その部分と折り合いをつけなければ、どんだけテクをパクろうとしても徒労。
— じっちゃま (@hirosetakao) November 16, 2019
ネットで稼ぎたいのなら、まず揺るぎない自我を持ちなさい。
そして、ほとんどの個人が「弱者」です。ナンバーワンではありません。
だからこそ、「弱者」がナンバーワンを目指すための戦略である「ランチェスター戦略」が有効なのです。
Twitterでフォロワー数を伸ばすためのランチェスター戦略
それでは、実際に使えるTwitter上でのランチェスター戦略について解説していきます。
局地戦(必ず勝てる場所で戦え/差別化して勝てる場所を作れ)
属性の掛け合わせで、競合がいない独自のポジションを築きましょう。
例えば私の場合、「Webライター✖️Twitterマーケティング」のポジションを攻めています。Twitter上では「樋口正@ツイ研究Webライター」というユーザーネームにしていますが、これは「あぁ、樋口さんって、あの、Twitterマーケティングの情報を発信しているWebライターの人ね!」と認知してもらうためです。

「ブロガー✖️Twitterマーケティング」の人は多いですが、私のように「Webライター✖️Twitterマーケティング」の人はまだあまり見当たりません。ですから、私は「このポジショニングならナンバーワンになれそう」としたたかに感じ、差別化できるポジションを取りました。
これが単純に「Webライター」や「ブロガー」という一つの属性だけで切ってしまうと、「Webライター」や「ブロガー」というジャンルで区切られた人はたくさんいるので、埋もれてしまいます。
埋もれてはなりません。
あなたの属性に、もう一つ属性をプラスしましょう。「弁護士✖️アニメ関連の法律に詳しい」とか、「CEO✖️美味しいラーメン屋紹介」とか。
上記のようにして、差別化して独自のポジショニングを築き、その分野のナンバーワンになりましょう。
そのポジショニングは、フォロワーや他のユーザーにとってメリットをもたらすポジショニングであるべきです。
私の場合、再現性あるTwitterマーケティングの方法を発信したいと考え、研究し、その成果や役立ちそうな情報をツイートしています。ですから、「Twitterでフォロワー数を伸ばしたい」という人にフォローしていただいている、と考えています。
例えば、あなたがCFOだとします。
「CFO」という肩書に興味を持つのは、「CFOになりたい人」や、「経理関係でキャリアを築きたい人」、「CFO人材が欲しいと思っている企業経営者」などでしょう。
こういった方々が、興味を持ちそうな情報は、まず最初に「CFOになる方法」や、「経理関係でキャリアアップするためのノウハウ」、「良いCFOを見つけるためには?」といったことでしょう。
次に興味を持つのは、海外でもキャリアを築くための「英語学習法」や、「社内で出世する方法」、「社外からスカウトされるための転職術」、「年収アップ術」といった情報でしょう。
これらの情報をツイートにちりばめることを前提とし、「CFO✖️キャリアアップ術」などというようなユーザーネームで発信をしていけば、そういった情報が欲しい人たちがあなたをフォローしてくれるでしょう。
一点集中主義(あれもこれもと欲張りすぎるな)
「あれも、これも」と欲張りすぎると、他のユーザーにあなたを覚えてもらえません。
例えば、以下のようなプロフィールは欲張りすぎです。
太郎@都の西北
早稲田大学3年生/マーケティングを研究中/ラーメン二郎好き/アニメ好き/鬼滅の刃にハマってます/航空工学専攻/地元は埼玉/就活中/人生楽しく生きなきゃ♪
上記のようなプロフィールで、関心領域を全て呟いてしまっては、おそらくフォロワーは増えないでしょう。ラーメン二郎が好きな人が、必ずしも同時に鬼滅の刃(アニメです)を好きとは限りませんからね。
おそらく早稲田大学の同級生か、よっぽど似たような内面を持つそっくりさんでないとフォローしてくれないでしょう。
上記の早稲田大学生は、以下のようなプロフィールにしたらどうでしょう?
太郎@都の西北に生息するジロリアン
ジロリアン/食ったラーメン二郎について呟く/ジロリアン初心者向けにプロのジロリアンになるための豆知識を発信/早稲田
こうすれば、「二郎の情報だけ見たいラーメン二郎好きのジロリアン」や、「ラーメン二郎に行きたいけど、店主に怒られることもあるらしいから怖くて行けない。けどいつかは二郎に行きたい二郎初心者」などがフォローしてくれるようになるでしょう。
きっと、「あぁ、あの早稲田生のジロリアンね!」と他のユーザーから認知してもらえるはずです。
「あれも、これも」と欲張りすぎず、一点集中で勝ちにいきましょう。
ただし、Twitterにおいては、「弁護士」とか「税理士」とか「ライター」のように「一つの肩書」だけで攻めると敵が多すぎるので、最低でも「二点集中」かなとは思っています。
接近戦(Twitterでできることは「ツイート」することだけじゃない)
Twitterでできることは、自分でツイートすることだけではありません。
いいね、リツイート、リプライ、引用リツイート、自分がフォローしてほしい属性に近い先輩ツイッタラーをフォロー。といった戦術があります。
他のユーザーに自分から近づいていき、認知してもらうための「武器」が揃っています。
これらを自在に駆使して、他ユーザーが喜ぶような「贈与」を積極的に行っていきましょう。
具体的には。
いいねがもらえると嬉しい。
リツイートされると嬉しい。
リプライされると嬉しい。
自分のツイートを引用リツイートし、建設的な議論を深めてくれるような引用リツイートは嬉しい。
フォローしてくれると嬉しい。
さらに、企業アカウントやクリエイターは、自分の商品や作品、サービスを勝手に口コミ(紹介ツイート)してもらえると喜んでくれるはず。
このように、Twitterというツールでできるあらゆる手段を使って、他のユーザーを喜ばせまくりましょう。
その結果として、あなたのことを認知し、フォローしてくれるかもしれません。
Twitter上であなたの「信用」と「資産」を貯めよう(まとめ)
本記事ではTwitterでフォロワー数を伸ばすための、ランチェスター戦略について解説しました。
本記事の要点を以下にまとめました。
・Twitterでフォロワー数を伸ばすための戦略は「ランチェスター戦略」
・他のユーザーと「差別化」できる独自のポジションを取りナンバーワンを目指す
・Twitterではツイート以外にも他のユーザーを喜ばせることができる「武器」がたくさんある。あらゆる手段を使って他のユーザーに喜んでもらおう
金融とSNSのプロフェッショナルであるじっちゃまは以下のようにおっしゃっています。
フォロワー数は「資源」です。石油の権益やダイヤモンド鉱山を所有しているのと同じ。 https://t.co/JUWvHeidXz
— じっちゃま (@hirosetakao) December 4, 2019
本記事のコツを理解して、早速あなたもTwitterで他のユーザーを喜ばせてみましょう。フォロワー数が増える、かもしれません。
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