アクセスいただきありがとうございます。本業・副業ともにSNSマーケター、特に企業のTwitterマーケティングを担当しているマーケター・ライターの樋口正です。
「個人事業主、中小企業をやっていて、Twitterマーケティングで集客をしたい」
上記のようなご要望をお持ちの方々も少なくないのではないでしょうか?
今回はそんなあなたのご要望にお応えします。
本記事を読めば、個人がTwitterでマーケティングを行うための基本的な思考法から具体的な実践方法まで全てわかります。結果としてあなたもTwitterマーケティングで集客を実践できるようになります。
冒頭にもありましたように、私は本業でも企業のTwitterアカウント運用担当者をやっておりますし、現在は副業で企業様からご依頼いただきTwitterマーケティング代行業をやっております。
数多くのTwitterインフルエンサーの「Twitterでフォロワーを増やす方法」という類の有料noteも購入し数々読んでまいりました。
ですから、本記事の内容にも、実践から得られたノウハウと、有名Twitterインフルエンサーから得られた知恵がぎっしり詰まっております。
Twitterマーケティングはコンテンツマーケティングの一種
Twitterマーケティングはコンテンツマーケティングの一種です。
コンテンツマーケティングとは、コンテンツ(テキスト、画像、動画等)を駆使して顧客に価値を提供することで、集客を行うマーケティング手法です。
「コンテンツマーケティング」という言葉は元々ブログや企業のオウンドメディア(企業ブログ)から出てきた言葉です。ですから、「コンテンツマーケティング」という言葉は当初、ブログを書くことで個人事業主や企業のファンを増やすための手法を指していたわけです。
しかし、現在ではブログ以外にも重要な媒体、特にSNS(Twitter、YouTube、Instagram、Facebook、TikTok、LINE等)が台頭してきました。そうした文脈の中で「コンテンツマーケティング」という言葉がSNSマーケティングの文脈の中でも使われるようになってきたわけです。
Twitterマーケティングにおけるコンテンツマーケティングの特徴
Twitterが他のSNS媒体に比べて優位性を持つ特性は以下です。
- ユーザー数が実質SNS日本国内No.1
- 拡散性に優れている
- 短いテキスト媒体でコンテンツを提供できるので、画像や動画中心のSNSよりもコンテンツの質と量を担保しやすい
Twitterのユーザー数が実質SNS日本国内No.1であるということは、キーワードマーケティング社の滝井秀典CEOもおっしゃっています。
日本のSNSシェア一位は実質Twitterということ。
— 滝井秀典 キーワードマーケティング CEO (@hidenoritakii) November 11, 2019
Twitterユーザー数=「20代多い 平均年齢35歳」とあるが、20代が多いのに平均が35歳なのは、40代以上が引っ張っているということ。30代が多いわけじゃないからね。
【2019年11月更新】人気SNSの国内&世界のユーザー数まとめhttps://t.co/UQO0DAEBhO
さらにTwitterにはリツイート、引用リツイートの機能がついていますので、他のユーザーへの拡散性に優れています。
また、短めのテキスト媒体でコンテンツを提供していくため、動画や画像よりも比較的手軽に量を担保することができます。
これらのTwitterの機能の特性から、Twitterは個人事業主や中小企業が無料で集客を行うためには外せない媒体となっているのです。
実際に、SNSマーケティング業界のリーディングカンパニーであるホットリンク社の飯高悠太CMOも、SNSマーケティングで重視すべきはTwitterである旨、著書の『僕らはSNSでモノを買う』の中でおっしゃっています。
コンテンツマーケティングの基本は顧客への価値提供
Twitterマーケティングがコンテンツマーケティングの一種であるなら、Twitterでもコンテンツマーケティングの手法が効くわけです。
コンテンツマーケティングの基本は「顧客への価値提供」です。
そのコンテンツを欲しい人は誰で、その人がどんな情報を求めているか見極めて、その人に価値を感じてもらえるコンテンツを提供することです。
例えば、「無料で暇つぶししたいからなんか面白いスマホゲームないかな」と思っている人にとっては、「無料でプレイできる神ゲーム紹介」という趣旨のツイートをすれば喜んでくれるかもしれません。
あるいは、「お昼のランチを食べたい。特にハンバーガーが食べたい。できればクーポンをつけて安く食べたいな」という人に、「このツイートを店で見せればハンバーガー100円引き」というツイートをすれば価値を感じてもらえるでしょう。
欲しがっていそうな人に対して、欲しい情報を届けていく。
これがコンテンツマーケティングの基本です。
Twitterでも同様です。
- あなたが集客したい人はどんな人か?
- 集客したい人たちが欲しがる情報は何か?
- 欲しがる情報をどのような形式で届ければより喜んでくれるか?
上記のような点を考慮してTwitterで提供していくコンテンツを決めていけばいいわけです。
Twitterマーケティングで個人が行うことができる価値提供
前章ではTwitterマーケティングはコンテンツマーケティングの一種であることを解説しました。
本章ではより具体的にTwitterでできる価値提供の形式やポイントについて解説していきます。
コンテンツそのもので価値提供
コンテンツ自体に価値がなければ集客はできません。
あなたのTwitterのツイートにいいねやリツイートの反応ももらえませんし、良質なフォロワー(本当にファンになってくれている人)は増えていかないでしょう。
ですから、価値あるコンテンツを提供できることが大切です。
顧客にとって何が価値あるコンテンツなのかを考える時に必要なのは、顧客がどんな情報を欲しがっているのか顧客に聞いてみることです。すると自然に自分が作れるコンテンツで顧客が欲しがっているものを提供できるようになるはずです。
また、コンテンツの形式も重要です。
Twitter上で共感・拡散されやすいテキストコンテンツの形式はあります。
- 箇条書き形式
- タイトルのあるツイート
- 1ツイート1テーマ
- ネガティブよりもポジティブなツイート
- 最後に期待を裏切る「オチ」のあるツイート
- 1,2行ごとに改行するツイート
こういった形式のツイートはよくウケます。
また、よくウケるコンテンツの領域も存在します。
- 恋愛
- 婚活
- キャリア(就職活動・転職活動)
- 年収
- 筋トレ
- 人間関係
- ブラック企業
- ブログ、副業
- 英語学習
- 資産運用(株・暗号資産・不動産)
- グルメ
上記のような領域のツイートを心がけるのも良いでしょう。
ウケるコンテンツの領域は”HARM“だと言われています。
- Health(健康)
- Ambition(野心)
- Relationship(人間関係)
- Money(お金)
メンタリストDaiGoさんが著書『人を操る禁断の文章術』の中で提唱された概念ですが、上記4つの領域のコンテンツがウケやすいということです。実際に私があげた受けやすい領域のコンテンツも、それぞれHARMに対応しています。
いいね、リツイート、引用リツイート、リスト作成で価値提供
Twitterで提供できる価値はあなたが自作するツイートの価値だけではありません。
「いいね」や「リツイート」、「引用リツイート」、「リスト作成」で価値提供をすることもできます。
特に「いいね」をされた相手は良い気分にこそなれ、嫌な気分はしません。
その上、「いいね」や「リツイート」が多いツイートはTwitterのアルゴリズム上、優先的に他のユーザーの目に留まるようになります。
ですから、他のユーザーに「いいね」や「リツイート」を積極的に提供することで、他のユーザーを助けてあげましょう。結果として、そのユーザーに感謝され、あなたのツイートにも「いいね」や「リツイート」を行ってくれるかもしれません。
すると、あなたのツイートも上位表示されるようになり、あなたの集客も上手くいくわけです。
また上級者は「リスト」という機能を使って上手く他のユーザーをファン化しています。
「いつも応援してくれる人」、「尊敬している人」のような名前のリストを作り、他のユーザーをメンバーに入れてみましょう。あなたに対する好意がアップし、集客に寄与するに違いありません。
Twitterマーケティングを個人が行うための実践的な裏ワザ集
前章まででTwitterマーケティングを個人が行うための基礎については解説しました。
本章では、さらに裏ワザ的な実践方法について解説していきます。
Twitterアカウント立ち上がり時には「相互フォロー」アカウントに助けてもらう
Twitterアカウントを作りたての時は、「相互フォロー」とか「相互フォロー100」とツイートしたりプロフィールに入れているアカウントをフォローし、フォローし合ってみましょう。
実は、インフルエンサーのアカウントで「相互フォロー」アカウントをフォローしているアカウントは(ほとんど)いません。
しかし、個人事業主や中小企業のTwitterアカウントにおいては、「相互フォロー」アカウントの方々に助けてもらうことは有効です。
さて、それは何故でしょうか?
「目的が違うから」です。
インフルエンサーのTwitterアカウントは、インフルエンサー自体のファンを作ることを目的として運用されています。つまり、アイドルやタレントと同じです。
アイドルやタレントが「相互フォロー」アカウントをフォローしていてはファンは幻滅してしまいます。「しょぼいな」と思われてしまいます。
しかし、個人事業主や中小企業のTwitterアカウントでは、顧客にファンになってもらい商品・サービスを購入してもらうことが目的になります。別にTwitterアカウント自体の「アイドル性」はそこまで考慮に入れなくていいわけです。
ですから、「相互フォロー」アカウントをフォローしたところで、問題ないわけです。
もしあなたが「私はインフルエンサーにもなりたいんだ」ということであれば、「相互フォロー」アカウントはフォローされないことをおすすめします。
自分が発信するコンテンツに興味がありそうな人を自分からいいね・フォローする/リスト作成してメンバーにいれる
あなたがコンテンツを作成したとしても、他のユーザーの目に止まらなければ話になりません。
ですから、Twitterアカウント立ち上がり時には、あなたがフォローして欲しい人に積極的にいいね、フォローしにいきましょう。
また、リストを作成してメンバーにしてみるのも有効な施策になります。
Twitterで大切なのはツイートの「質」と同等以上にまずは「量」
とある有名Twitterインフルエンサーは、Twitterアカウント立ち上げ時には1日300ツイートしていたとのことでした。1年で万人単位のフォロワーを獲得されたインフルエンサーです。
つまり、今はインフルエンサーになったような人であっても、ツイートの量を意識されていたということです。
ツイートコンテンツの質もさることながら、量も意識してみましょう。
個人事業主や企業Twitterアカウントをビジネスのために運用される場合には、最低でも1日1ツイート、できれば1日5〜10ツイートされることをおすすめします。
コンテンツにはテキストだけでなく画像や動画のクリエイティブも入れることでエンゲージメント率を高めよう
Twitterのツイートで投稿できるのはテキストだけではありません。画像や動画のクリエイティブも上手く組み合わせましょう。
実際に画像や動画のクリエイティブも組み合わせた方がエンゲージメント率が高いことは、SNSマーケティングの天才であるゆうこすさんも著書『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』でおっしゃっています。
Twitterアナリティクス機能を活用し、フォロー率やブロフィール閲覧率が高かったコンテンツを分析し、次以降のツイートに活用しよう
Twitterにはツイートのエンゲージメント率等を見ることができる「アナリティクス」機能がついています。
アナリティクス機能をオンにして、比較的ウケがよかったコンテンツを分析し、次回以降のコンテンツ作成の参考にしましょう。
特にフォローやプロフィール閲覧にまで至ったツイートコンテンツを分析しましょう。
個人で独自のハッシュタグを作り他ユーザーの行動を促し価値提供しよう
個人で独自のハッシュタグを作り、他のユーザーを巻き込んでいきましょう。
ハッシュタグとは「#」を語頭につけることで、作ることができるタグのことです。ハッシュタグで検索されることも多いですから、ハッシュタグを有効活用すれば、ハッシュタグ検索を行うユーザーに対して集客を行うことが可能になります。
Twitterには様々なコミュニティで独自に使われているハッシュタグが多数存在しています。
勉強を頑張る学生によく使われている「#勉強垢」や、ブロガーさんによく使われている「#ブログ書け」、朝早くにツイートする人に使われる「#おはよう戦隊mmdd」など、独自のハッシュタグによって形成されるコミュニティが存在しています。
あなたも独自のハッシュタグを作り、他のユーザーを巻き込んでみましょう。
Twitterマーケティングは個人の味方!
Twitterマーケティングは名もなき個人でも大企業や芸能人と張り合っていくことができる、個人にとって最強の集客手段の一つです。
本記事に記載されているTwitterマーケティングのエッセンスや具体的な手法を用い、あなたのビジネスの集客に活かしていただければ幸いです。
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